「元気になって、花見に行こう」 桜を待てずに、がんで逝った母(2019.3.17)

まさよ.jpg

 「手術出来ないと言われた。抗がん剤の投与が始まるが、他に治療法はないのか」「余命を宣告されたが信じられない。セカンドオピニオンを希望するが、どこへ行ったら良いのか」・・・。他の病気と違って、がんの相談には“残されている時間”が極めて短い場合もあり、出来るだけ分かりやすく平易な言葉で説明し、患者さんやご家族が、早く考えがまとめられるようにと、心掛けています。最も大切なことは、病気と前向きに向かい合い「絶対治る」と、希望を失わないこと。日々“諦めないことの大切さ”と“諦めてしまうことの恐ろしさ”を伝え続けています。 

 自身の医学知識を呪った日

 私事ではありますが、今日は筆者の母親(写真)の命日です。「あいつはチームのがんだ」「新しいがん保険の誕生です」何気なく小耳にはさんだ会話や、コマーシャルの一節であっても、「がん」という言葉が含まれているというだけで、耳を覆いたくなったり、「がん」という文字を見ることさえも辛い時期が長く続きました。私自身が母親をがんで失ってから、もう四半世紀もの月日が流れました。主治医に見せられた一枚のレントゲン写真には、典型的な末期の肺がんの病巣がくっきりと写されていて、あの時ほど、自身に医学的な知識があったことを恨んだことはありません。

 がん告知を受けて

 肉親ががんで死ぬのを見た人は、「がん」という言葉を聞いただけで、その苦しみや救いの無い闘病生活の記憶がよみがえり、暗い気持ちになってしまいます。「最終的な検査結果が出るまでは・・・」と、買わずにおいた『家族が癌告知を受けた時に読む本』をとうとう買うことになったあの日。思えばあの日が、“メシマコブ”や“紅豆杉(タキサス)”など私の代替医療の研究、中国・韓国をはじめ、富山・金沢大学など国内外の研究者との学術交流の原点でありました。

 がん予防としてのダイエット  

 日本生活習慣病学会は、発がん予防効果が高い項目の一つとして体重管理(BMI 20~25が目標)を挙げています。 がんは、酒・たばこ・肥満で増加するとの研究報告が多数あり、特に乳がんや婦人科系のがんなどでは、予防手段のひとつとして、ダイエットも大きな意義を持ちます。

 服を買うより、やせてみる

 クローゼットの中から取出した春物の一着に腕を通すと「上の子の入学式に着たスーツが下の子の今、チャックが締まらない」「あの時はバッチリ決まっていたのに、今は腹が乗る」「あと少し、やせればカッコ良く着られる服がたくさんあるのに」と、ため息をついていませんか?新年度の様々な行事に際しては、新しい服を作るのではなく、今ある服が着られる体型に戻しましょう。大きい服を買うくらいなら、思い切って2週間“医学的”ダイエットを頑張ってみてはいかがでしょう?経済的(安い)で“健康的”な良い選択となります。