産みたいのに産めない 「卵子老化」の衝撃

 
 「不妊治療台湾が台頭 費用米の2割・日本語通訳も」「卵子凍結、利点と課題 広がる選択肢/低い出産確率」「『卵子の老化防ぎたい』凍結ビジネス85万円」「卵子の凍結保存学会が指針 40歳以上は推奨せず」「『42歳まで』16年度から 不妊治療の助成見直し」「出生前診断に新手法 費用1/8、年齢制限なし」「卵子保存 健康な独身も対象に」。生殖医療に関する話題がテレビや新聞紙上に急増しています。今、全国の不妊治療クリニックに、30代、40代の女性たちが次々と訪れ、衝撃を受けているとのことです。健康なのに、妊娠の可能性が低いと告げられる。原因は「卵子の老化」とのこと。当薬局にも、不安や悩みを抱えて大勢の方がおみえです。

 胎動感じ、気持ち新た

 Aさん(40代)からのメール。「五ヶ月に入り、胎動も感じるようになりました。検診は四ヶ月末にしていますが、赤ちゃんは元気とのことです。便秘になりやすいということですが、むしろ私の場合は、冷えやすいのか、おなかを下すことの方があります。気をつけたいと思います。さて、お薬の方が残り少なくなりましたので、ご用意いただければありがたいです。テレビで不妊治療のことが取り上げられましたね。私が今こうしていられるのも、奇跡的なのだということ、輿水先生はじめ多くの方の助けがあってのことだということを、しっかり自覚して、身体を大事にしたいと思います。ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします」

 40歳からの不妊治療 

 Aさんへのお返事。「順調なご様子、何よりと存じます。テレビの番組、私も視聴いたしました。早期に出産した方が有利であること。それを阻んでいる社会にも問題があること。不妊治療に関して、会社・家庭ともにタブー視する傾向があり、それは、教育にも問題があるのではないか-。そんな内容であったかと、理解しました。しかし、現状で、たとえば既に40歳を過ぎてしまって、現在不妊治療中の奥様に対しては、何らかの示唆を与えてくれる場面は無く『じゃあ、どうすればいいんだよ』と、思わず画面に突っ込みを入れてしまいました。A様の頑張りは、ご自身だけでなく、多くのコウノトリを待つご夫婦に大きな希望を与えてくださいます。そして、それはやがて、少子高齢化に喘ぐ日本と言う国を救う、大きな力となって行きます。ご自愛専一になさって、母子共に、お健やかにお過ごしくださいませ」
 
 良い卵(胚)をつくる

 昨年、日本東洋医学会県部会に於きまして「鹿茸・紅参配合剤の服用中に、体外受精にて妊娠・出産に至った高齢婦人の1症例」と題して講演させて頂きました。詳細は別の機会に譲りますが「結婚後10年以上を経過しても妊娠に至らず、8回の胚移植を試みるも着床することが出来なかった48歳(出産時)の婦人に対して漢方を投与したところ、服用開始6ヶ月に妊娠し、その後無事に出産した」という内容(抄録を、こちらでご覧いただけます)で、山梨日日新聞にも記事が掲載されました。急速に少子高齢化が進む現在、漢方薬剤師という職能を通して、社会に貢献出来ることはないかと常に考えています。

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